地域によって変わるタクシードライバーの仕事内容
タクシードライバーは、目的地まで乗客を送り届けるのが主な業務です。ただ、実際に担当する業務内容は、どの地域で仕事をするかで少し変わってきます。たとえば、観光客が多い東京都や京都府、大阪府などで働くタクシードライバーは、通常の送迎のほかに観光ガイドなども行うケースがあります。英語を使って外国人の観光客に名所の説明をしたり、観光スポットで歴史や由緒を説明しながら乗客を案内したりすることも、このような地域で働くタクシードライバーの仕事です。
高齢者が多い地域では、介護の仕事を兼務するタクシードライバーもいます。また、子どもの送迎を専門にするタクシードライバーも、全国的に増えているようです。大きな企業が集まる都市部では、ビジネスパーソンの送迎を専門にする役員付きのタクシードライバーも活躍しています。
タクシードライバーの求人の見つけ方
求人を探すときは、求人サイトやタクシー会社の公式サイト、ハローワークなどのいくつかの選択肢があります。求人サイトには、タクシードライバーの求人を多く扱うところが見られるようになっています。このようなサイトは、給与や勤務場所、仕事内容などを指定して求人が探せます。評判のいいサイトを利用すれば、働きやすいタクシー会社が見つかるかもしれませんね。タクシー会社の公式サイトにも、ドライバーの求人はしばしば掲載されています。募集があるかどうかは、「採用情報」のページを見るとだいたいわかります。
募集要項に掲載されている内容をよく見ておくことが、公式サイトを利用する際のポイントです。ハローワークも、タクシードライバーの求人を扱っています。地域を指定して求人を探したい場合は、このようなサービスも役立つかもしれませんね。ハローワークの求人を選ぶときも、待遇などはよく見ておきましょう。
タクシードライバーに必要な資格
タクシードライバーの求人に応募するに当たって必要になるのが、普通自動車第一種運転免許です。ドライバーとして道路を運行するためには、当然のことながら車の免許が必要です。ペーパードライバーの人は、実際に仕事をする前に講習を受けて運転の感覚を取り戻しておくとよいかもしれませんね。乗客を乗せて運転するには、第二種運転免許も必要です。普通自動車の第二種運転免許は、第一種の運転免許を取得してから3年以上経たないと取ることができません。第一種の運転免許を取ったばかりの人は、第二種運転免許が取れるまで少し待つ必要があるでしょう。
第二種運転免許は、求人に応募する時点で持っていなくても問題ない場合もあります。タクシー会社によっては、入社後に第二種運転免許が取得できる制度を設けています。取得費用を会社が負担してくれるケースも多いようです。
ドライバーの求人は働く時間が不規則です。深夜勤務や休日出勤などがあります。自分のワークライフバランスと待遇が満足いくものかを確認することがポイントです。