大型トラックのドライバーは長距離を走ることが多い
トラックドライバーの仕事とは具体的にどのようなものなのでしょうか。これは、どの会社と契約を結ぶか、そしてどれぐらいの大きさのトラックを運転するかで変わってきます。たとえば、商品を積み込んで運ぶトラックドライバーの場合、運転するのが大型トラックであれば高速道路を使って長距離の運送をこなすことが多いです。関西から関東といった風に、隣接した県ではなくいくつもの県もまたいで運転することになるので、かなりの長時間運転をこなさなければなりません。しかし、近年は国が連続運転は4時間まで、4時間走ったら30分以上の休憩を取るという基準を設けており、8時間以上、運転を続けるといったことは例外を除いてありません。
小型トラックで行う仕事の代表例は宅配便
運送会社のトラックドライバーでも、運転するのが小型、あるいは中型トラックの場合はそれほど長距離を運転することはないです。特に小型トラックの場合は、市内、あるいは県内を走って物を運ぶのが一般的でしょう。その代表例として挙げられるのが宅配便のドライバーです。宅配便のドライバーの場合、まず、自分が配達する品物の伝票をすべて確認します。伝票に記載されている配送先の住所をチェックし、できるだけ効率のいいルートを決めて配達をするためです。次に配送センターで配達する品物を積み込みます。これは、ドライバーと配送センターの従業員が共同で行うのが普通で、基本的に配達が遅い順に品物を載せていきます。
代引き商品の料金を受け取るのもドライバーの仕事
なぜ遅い順に積んでいくのかというと、そのような順番で品物を載せることで一番最初に配達する物が一番手前にくるようになるからです。その方が効率よく荷台から品物を下ろせます。また、「割れ物注意」のシールが貼られている品物については毛布でくるんだり、家具のように高さのある品物の場合は倒れないようにベルトで固定するのもドライバーの仕事です。すべて積み込んだあと、配達にでかけますが、配達先ではただ品物を渡すだけとは限りません。というのは、オンラインショップから送られた品物の場合、代引き商品が含まれているからです。代引き商品を渡す場合は代金をもらわなければなりません。これもドライバーの仕事なのです。
代引き商品の支払いに際し、おつりを用意しておく
代引き商品を配達する場合に注意することは、十分なおつりを用意しておくことです。たとえば、1,100円の商品に対して1万円札での支払いがあったら、8,900円のおつりを渡さなければなりません。このおつりは運送会社で用意してもらえると思っている人もいるかもしれませんが、ドライバーがいったん立て替えて、配達終了後に配送センターで精算してもらうことも多いのです。
トラックドライバーの求人が数多くある中、見比べるポイントは勤務時間、給料形態、福利厚生です。また交通事故と隣り合わせの仕事なので、事故を起こしてしまった時の保証や罰則にも注目する必要があります。